トップページ > 健康ミニ情報 > 緑内障 >

セシウム

 セシウムは金属の一種であり、ナトリウムやカリウムなどと同じ族に属する元素ですが、原発事故で話題になっているセシウムとは、セシウム137という放射性物質のことを指し、原発などにより人工的に作り出された物質です。
 セシウム137とは、放射線を放出する能力を持つセシウムの一種で、半減期(全体の半分量のセシウム137が、放射線を放出して分解するために必要な時間)が30年もあり、長期に渡って放射線を放出し続ける性質があります。
 なお、原発事故でセシウム137と同時に放出されたヨウ素131の半減期は8日なので、環境に与える影響はセシウム137の方がはるかに大きいことがわかります。

 放射線は以下のように、3種類に分類されます。

放射線の種類
α線  ヘリウムの原子核と言われ、透過力が低いので、紙1枚で遮蔽できる。よって、外部被曝による影響は無いが、内部被曝による影響は大きいため、十分注意する必要がある。
β線  飛び出した電子のことを言い、厚めのプラスチック板程度で遮蔽できる。外部被曝、内部被曝ともに注意を要する。
γ線  電磁波の一種で、非常に透過しやすく、鉛の壁などでようやく遮蔽できる。透過力が高く、外部被曝による影響が強く、また内部被曝にも注意を要する。

 放射性物質による被爆には、以下のように2種類に分類されます。

被爆の種類
内部被曝  放射性物質を含む食品などを摂取することにより、臓器などに直接放射線被爆を受けることを言う。
外部被曝  環境中に存在する放射性物質が放出する放射線を浴びることにより被爆することを言う。

 セシウム137は、β線による内部被曝と、γ線による外部被曝の両方があり、さらに長期に渡って放射線を放出し続けることから、非常に注意を要する物質なのです。